デスク周りが私物や付箋紙だらけで雑然としているエンジニアも少なくない。「ToDoの仕事がこなせていればそれでよい」「このほうが落ち着く」など、言い訳を重ねることはないだろうか。
もちろん、ToDoのノルマなどがこなせれば問題がないが、デスクの整理整頓次第で生産性がさらに向上する可能性があることは知っておくべくだろう。

雑然としたデスク周りは、それだけで集中力を欠く。
作業中に「片づけなければいけない」と思ったことはないだろうか。それが、集中力がそがれた証拠だ。
また、デスクの上にあるはずの文房具が見つからないという状況を経験したこともあるだろう。たった一本の定規を探すだけで、時間を無駄にすることもありうる。この時間があれば、いくつかのプログラムを組み込めたかもしれない。

また、誤った資料を基に作業を進める可能性もあるだろう。
確認不足といったヒューマンエラーも含まれるが、多くのケースで手元にある資料を正当なものととらえがちになる。これによって検証作業など無駄な時間を作るほか、工期遅れなどの結果を招く。
わずかな資料ミスが、成果物の品質を落としてしまうこともあるのだ。
このほかにも雑然としたデスクでパフォーマンスが低下する理由は多々あるが、いずれにせよ、結果的に無駄な時間を作ることは否めない。

デスク周りを整理整頓するためには、不用品の処分、ホコリ取りグッズなどの常備を実践すべきだ。文具類はデスクの定位置に都度しまうなどの行動を徹底することも一案だ。