エンジニアはどのフェーズにいても、仕事における市場価値を高めることが急務だ。
キャリアプランニングの中で転職や独立を描いているなら、実現に向けて早々に動き始めなければならない。まずは、キャリアの方向性を見極めることが大切だ。

ただ、やみくもに業界のオールラウンダーを目指しても時間の無駄になるだろう。自身の適性を踏まえ、「マネジメント」「企画立案/設計」「IT技術」いずれの道を究めるか、検討することをおすすめする。
ここに掲げた3つの道のいずれか一つで、ジェネラリストを目指すと市場価値を高められる。企業勤めのエンジニアなら、積極的にプロジェクト参画をするのが近道だ。

勤務先では新規プロジェクトのアサインがなければ、OSS活動(オープンソースソフトウェア活動)への参画も一案だ。
OSS開発に携われば経験につながるうえ、自社以外のエンジニアの意見も得られる。意見を得られることで、仕事に対する視野も大きく広がるだろう。OSS活動を通じて人脈ができれば、転職が有利になる可能性もある。

このほか市場価値を高める方法として、生産性を高める工夫を常に実践する方法もある。
整理整頓の励行やチーム内でタスクの共有を行い、チーム全体でフォローを行う方法を取り入れると、作業効率が高まる。
提案と実践を繰り返すことは、マネジメントスキルを伸ばすことに繋がるためおすすめしたい。もちろん信頼度やコミュニケーションスキルも高まるだろう。

このように仕事のなかで上手にスキルを伸ばし、どの企業からも求められる人材になる努力をするべきだろう。